➀解説
keynote は、「基調」や「要旨」という意味を持ち、特に会議やイベントにおいて、主なテーマや重要な話題を示す言葉です。keynote speech(基調講演)や keynote address(基調演説)という形で使われ、イベントの開始時に重要なメッセージやテーマを述べるためのスピーチを指します。
例文:
- The CEO delivered the keynote speech at the annual conference. (CEOは年次会議で基調講演を行った。)
- His keynote address focused on the future of technology in education. (彼の基調演説は教育における技術の未来に焦点を当てた。)
②語源
keynote は、音楽の「key」(音調、調)と「note」(音、音符)に由来します。もともとは音楽の基調音を意味していましたが、後に会議や演説における「主要なテーマ」や「基調」を表すようになりました。
③類義語
- main theme(主要なテーマ)
The main theme of the conference was sustainable development.
(その会議の主要なテーマは持続可能な開発だった。)
- highlight(ハイライト、目玉)
The highlight of the event was the keynote speech by the famous author.
(イベントの目玉は、有名な作家による基調講演だった。)
- opening address(開会の挨拶)
The opening address set the tone for the entire conference.
(開会の挨拶が会議全体の雰囲気を決めた。)
④反対語
- closing remarks(閉会の挨拶)
The closing remarks summarized the main points discussed during the event.
(閉会の挨拶では、イベント中に議論された主要なポイントがまとめられた。)
- side note(余談、付随事項)
During his speech, he added a side note about his personal experiences.
(彼のスピーチ中に、彼は個人的な経験についての余談を加えた。)
- secondary topic(二次的な話題)
The speaker touched on a secondary topic that was less relevant to the main discussion.
(スピーカーは、主要な議論にそれほど関連のない二次的な話題に触れた。)
⑤TOEIC出題イメージ
PART 5: 文法・語彙問題
Question:
The keynote __________ at the conference outlined the company’s future strategy.
(A) address
(B) remark
(C) discussion
(D) topic
Answer: (A) address
解説:
この文では、keynote に続く適切なコロケーションは address(基調演説)です。keynote とよく組み合わせて使われるのは “keynote address”(基調講演)です。他の選択肢(remark、discussion、topic)は keynote と自然なコロケーションを作らないため、文脈には適切ではありません。
訳:
会議での基調 __________ は、会社の将来の戦略について概説した。
PART 6: 文脈問題
Text:
The __________ speech at the beginning of the conference set the tone for all the following sessions and inspired many attendees.
(A) closing
(B) keynote
(C) final
(D) secondary
Answer: (B) keynote
解説:
この文では、「会議の開始時のスピーチ」が文脈に含まれており、この部分が他の選択肢を排除します。特に closing(閉会)、final(最終)、secondary(二次的)では、「会議の開始時」という条件に合いません。keynote(基調講演)が正答です。
訳:
会議の冒頭の __________ スピーチは、その後の全てのセッションの方向性を決定し、多くの参加者にインスピレーションを与えた。
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