普段の会話で「英語で言いたいけど、うまく表現できない!」ということはありませんか?今回は、そんな「言えそうで言えない英語フレーズ」を紹介し、それぞれの文法も解説します。また、なぜそのような言い方をするのか、そのフレーズの由来や類似表現も併せて紹介します。
1. 感情・リアクション
懐かしい bring back memories
👉 何かのきっかけで過去の思い出がよみがえった時に使います。
由来・理由: 「bring back」は「持ち帰る」という意味があり、「memories(思い出)」と組み合わせることで「思い出を呼び戻す」という意味になります。
例文: This song brings back memories of my high school days. (この曲を聞くと高校時代を思い出す。)
類似表現:
- It reminds me of ~(~を思い出させる)
- It takes me back to ~(~に戻った気分になる)
びっくりした! You scared me!
👉 誰かに驚かされたときに使うフレーズ。
由来・理由: 「scare」は「怖がらせる、驚かせる」という意味があり、受動態ではなく能動態を使うことで、相手が驚かせたということを強調します。
例文: Wow! You scared me! I didn’t see you coming. (わっ!びっくりした!君が来るの気づかなかったよ。)
類似表現:
- You startled me!(びっくりした!)
- That gave me a fright!(驚いた!)
失態を演じる embarrassed myself
👉 恥ずかしいことをしてしまったときに。
由来・理由: 「embarrass」は「恥をかかせる」という意味の動詞で、「myself」を付けることで「自分自身が恥をかいた」という意味になります。
例文: I totally embarrassed myself by falling in front of everyone. (みんなの前で転んで恥をかいた。)
類似表現:
- I made a fool of myself.(恥をかいた。)
- I messed up.(失敗した。)
ぼーっとする space out / be spaced out
👉 頭がぼーっとしている状態を表す。
由来・理由: 「space out」は宇宙(space)と関係があり、「意識が宇宙に飛んでいったような状態」を意味するスラングです。
例文: I didn’t get enough sleep, so I’m totally spaced out today. (寝不足で今日は完全にぼーっとしている。)
類似表現:
- I’m zoning out.(ぼーっとしている。)
- My mind is wandering.(考えがどこかに行っている。)
イメージする picture it
👉 頭の中で思い描くときに。
由来・理由: 「picture」は名詞として「写真」「絵」などの意味がありますが、動詞として使うと「頭の中で絵を描くようにイメージする」という意味になります。
例文: Can you picture yourself living in a big city? (大都市で暮らす自分を想像できる?)
類似表現:
- Imagine it.(想像してみて。)
- Visualize it.(視覚的にイメージしてみて。)
2. 日常会話・行動
偶然会う run into ~
👉 友人や知人に偶然会ったときに。
由来・理由: 「run into」は「~にぶつかる」という意味のフレーズですが、物理的にぶつかるだけでなく、人と偶然出会う意味でも使われます。
例文: I ran into my old teacher at the mall yesterday. (昨日ショッピングモールで昔の先生に偶然会った。)
類似表現:
- Bump into ~(~に偶然出会う)
- Come across ~(~に出くわす)
すっぽかす stand someone up
👉 約束をすっぽかされたときに。
由来・理由: 「stand up」は「立ち上がる」という意味ですが、デートなどの場面では「相手を立たせたまま(待たせたまま)にする」という意味になります。
例文: I waited for an hour, but he stood me up. (1時間待ったのに、彼は来なかった。)
類似表現:
- Flake on someone(ドタキャンする)
- Leave someone hanging(相手を待たせる)
いきあたりばったりでやる play it by ear
👉 計画を立てずに、その場で決めるときに使う。
由来・理由: 「play it by ear」は元々音楽の用語で、「楽譜を見ずに耳で聞いて演奏する」という意味から、「計画を立てずに臨機応変に対応する」という意味になりました。
例文: Let’s not plan too much and just play it by ear. (あまり計画を立てずに、状況を見ながらやろう。)
類似表現:
- Go with the flow(流れに身を任せる)
- Take it as it comes(成り行きに任せる)
3. 警告・トラブル
叱られる get in trouble
👉 誰かに怒られたり、問題を起こしたときに使うフレーズ。
由来・理由: 「trouble」は「問題、困難」を意味し、「get in(~に入る)」と組み合わせることで「問題の中に入る=叱られる、トラブルに巻き込まれる」という意味になります。
例文:
- I got in trouble for being late to work.
(仕事に遅刻して叱られた。) - If you don’t finish your homework, you might get in trouble.
(宿題を終わらせないと、怒られるかもしれないよ。)
類似表現:
- Be scolded(叱られる)
- Be in hot water(トラブルに巻き込まれる)
- Face consequences(結果を受ける/罰を受ける)
危ない! Watch out!
👉 危険を知らせるときに使うフレーズ。
由来・理由: 「watch」は「見る」という意味があり、「out(外を見る)」と組み合わせることで、「気を付けて!」という警告の意味になります。
例文:
- Watch out! There’s a car coming!
(危ない!車が来てるよ!) - Watch out for the slippery floor.
(滑りやすい床に気を付けて。)
類似表現:
- Look out!(危ない!)
- Be careful!(気を付けて!)
- Heads up!(注意して!)
悪口を言う say bad things about ~
👉 誰かの悪口を言うときに使うフレーズ。
由来・理由: 「say」は「言う」、「bad things」は「悪いこと」、「about ~」は「~について」。つまり、「~について悪いことを言う=悪口を言う」という意味になります。
例文:
- She always says bad things about her boss.
(彼女はいつも上司の悪口を言っている。) - I don’t like people who say bad things about others.
(他人の悪口を言う人は好きじゃない。)
類似表現:
- Talk behind someone’s back(陰で悪口を言う)
- Badmouth someone(~を悪く言う)
- Trash talk(悪口を言う)
自分には(体質的に合わない) doesn’t agree with me
👉 食べ物や飲み物が体質的に合わないときに使うフレーズ。
由来・理由: 「agree(同意する)」は通常、人との意見が合うときに使いますが、ここでは比喩的に「体に合う」という意味で使われています。
例文:
- Spicy food doesn’t agree with me.
(辛い食べ物は私には合わない。) - Milk doesn’t agree with me, so I drink soy milk instead.
(牛乳は体に合わないから、代わりに豆乳を飲んでいる。)
類似表現:
- I can’t tolerate ~(~を受け付けない)
- My body doesn’t handle ~ well(~をうまく消化できない)
- ~ upsets my stomach(~は胃に良くない)
以上となります。他記事もご参考までに是非ご覧ください!!
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