➀解説
proficiency は「熟達」「習熟」「能力」という意味を持つ名詞で、特定の分野やスキルにおいて高い能力や技術を持っていることを表します。proficiency は特に言語や専門的な技能に関連する文脈でよく使われ、目標や基準を達成できる能力を意味します。
例文:
- She demonstrated a high level of proficiency in Spanish during the interview.
(彼女はインタビュー中にスペイン語の高い習熟度を示した。)
- His proficiency in programming languages made him a valuable asset to the team.
(彼のプログラミング言語の習熟度は、チームにとって貴重な存在だった。)
➁語源
proficiency は、ラテン語の proficere(前進する、上達する)に由来し、何かを進めること、あるいは熟達することを意味します。この語源から、特定のスキルや知識が高いレベルに到達することを表現する言葉として発展しました。
➂類義語
- competence(能力、力量)
Her competence in project management impressed her supervisor.
(彼女のプロジェクト管理の能力は上司を感心させた。)
- expertise(専門知識、熟練)
The consultant was hired for his expertise in finance.
(そのコンサルタントは財務の専門知識のために採用された。)
- skill(技能、腕前)
The chef’s skill in preparing sushi was highly praised by the guests.
(そのシェフの寿司作りの腕前は、ゲストに高く評価された。)
➃反対語
- incompetence(無能、不適格)
The project failed due to the incompetence of the team leader.
(そのプロジェクトはチームリーダーの無能のために失敗した。)
- ineptitude(不得手、無能)
His ineptitude in handling customer complaints was problematic.
(彼の顧客対応の不得手さは問題となった。)
- ignorance(無知)
Ignorance of the software made it difficult for him to complete the task.
(ソフトウェアについての無知が、彼の作業を困難にした。)
➄TOEIC出題イメージ
PART 5: 文法・語彙問題
Question:
Her __________ in multiple languages made her the perfect candidate for the international position.
(A) incompetence
(B) proficiency
(C) ignorance
(D) ineptitude
Answer: (B) proficiency
解説:
この文では、「彼女が複数の言語において高い能力を持っていることが国際的なポジションに最適な候補者にした」という意味です。最も適切な選択肢は proficiency(習熟、熟達)です。他の選択肢の訳は以下の通りです:
- incompetence:無能
- ignorance:無知
- ineptitude:不得手
これらは文脈に合わないため、proficiency が正解です。
訳:
彼女の複数の言語における高い習熟度が、彼女を国際的なポジションに最適な候補者にした。
PART 6: 文脈問題
Text:
The training program was designed to help employees reach a high level of __________ in using the new software. Participants were expected to complete various tasks independently by the end of the course.
(A) skill
(B) incompetence
(C) proficiency
(D) ignorance
Answer: (C) proficiency
解説:
この文では、「従業員が新しいソフトウェアの使用において高い習熟度に達することを目指したトレーニングプログラム」について述べています。最も適切な選択肢は proficiency(熟達、習熟)です。他の選択肢の訳は以下の通りです:
- skill:技能
- incompetence:無能
- ignorance:無知
文脈に最も適しているのは proficiency です。
訳:
そのトレーニングプログラムは、従業員が新しいソフトウェアの使用において高い習熟度に達することを目指して設計されていた。参加者は、コースの終わりまでにさまざまなタスクを独立して完了することが期待されていた。
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