英語の授業では学ばないけれど、ネイティブの日常会話でよく使われる表現を紹介。これらのフレーズを知っていると、英語の会話がより自然になり、ネイティブスピーカーとのコミュニケーションがスムーズになります。
➀ クラスにいるタイプ
party animal(パーティーが大好きな人)
👉 社交的でパーティー好きな人を指します。いつもイベントや集まりに参加するタイプです。
語句解説
- party(名詞):「パーティー」
- animal(名詞):「動物」 ➡ 直訳すると「パーティーの動物」ですが、比喩的に「パーティー好きな人」という意味になります。
例文
- Jake is a real party animal. He goes out every weekend! (ジェイクは本当にパーティー好きで、毎週末遊びに行っているよ!)
他の言い方
- social butterfly(社交的な人)
- life of the party(パーティーの中心人物)
teacher’s pet(先生のお気に入りの生徒)
👉 先生に気に入られている生徒や、先生に媚びる生徒を指します。
語句解説
- teacher(名詞):「先生」
- pet(名詞):「ペット、かわいがられる存在」 ➡ 先生が特別にかわいがる生徒というニュアンスがあります。
例文
- Lisa is such a teacher’s pet. She always helps the teacher. (リサは先生のお気に入りだね。いつも先生を手伝っているよ。)
他の言い方
- brown-noser(おべっかを使う人)
- apple polisher(ごますり)
class clown(クラスの道化役)
👉 クラスの中でおどけたり、ジョークを言ったりしてみんなを笑わせる人。
語句解説
- class(名詞):「クラス」
- clown(名詞):「道化師」 ➡ クラスの中で道化師のように振る舞う人という意味。
例文
- Tom is the class clown. He always makes everyone laugh. (トムはクラスの道化役で、いつもみんなを笑わせている。)
他の言い方
- jokester(ジョークを言う人)
- prankster(いたずら好き)
geek(おたく)
👉 特定の分野に詳しく、オタク気質のある人。
語句解説
- geek(名詞):「オタク、マニア」 ➡ もともとは否定的な意味でしたが、現在は「知識豊富な人」として肯定的に使われることもあります。
例文
- Mark is a computer geek. He knows everything about programming. (マークはコンピューターオタクで、プログラミングについて何でも知っている。)
他の言い方
- nerd(オタク)
- techie(テクノロジー好きな人)
something else(すごい人・特別な人)
👉 すごい才能や個性を持っている人。
語句解説
- something(代名詞):「何か」
- else(副詞):「他のもの」 ➡ 「普通とは違う、特別な何か」という意味になります。
例文
- Wow, that performance was something else! (わあ、あの演技はすごかったね!)
他の言い方
- extraordinary(並外れた)
- one of a kind(唯一無二の)
② 困った人・モノ
have a short fuse(気が短い)
👉 怒りっぽい、すぐにイライラする人を指します。
語句解説
- have(動詞):「持つ」
- short(形容詞):「短い」
- fuse(名詞):「導火線」 ➡ 「短い導火線を持つ」という比喩表現で、「すぐに爆発する=怒る」ことを意味します。
例文
- Be careful around John. He has a short fuse. (ジョンには気をつけて。すぐ怒るから。)
他の言い方
- hot-tempered(短気な)
- easily irritated(すぐにイライラする)
two-faced(表裏のある)
👉 誰かが「裏表のある性格」だと言いたいときに使う表現。
語句解説:
two(形容詞):「二つの」
faced(形容詞):「顔を持つ」
➡ 直訳すると「二つの顔を持つ」という意味になり、「表ではいい顔をするが、裏では違うことを言う人」を指します。
例文:
I thought she was my friend, but she’s so two-faced.
(彼女は友達だと思ってたけど、すごく裏表がある。)
他の言い方:
He’s a backstabber.(彼は陰で人を裏切る人だ。)
cheapskate(ケチ)
👉 お金を使いたがらない人を指すスラング。
語句解説:
cheap(形容詞):「安い」「ケチな」
skate(名詞):「スケート(靴)」
➡ 由来ははっきりしませんが、スケート靴を履いて滑るように、お金を払う場面で逃げるイメージから来たとも言われます。
例文:
He never pays for dinner. He’s such a cheapskate!
(彼は絶対に夕食をおごらない。ほんとにケチだよ!)
他の言い方:
He’s so stingy.(彼はめちゃくちゃケチだ。)
pet peeve(ムカつくもの・不平の種)
👉 些細なことだけど個人的にすごく気になること。
語句解説:
pet(形容詞):「お気に入りの」
peeve(名詞):「イライラさせるもの」
➡ 「お気に入りのイライラすること」つまり「特に気になる嫌なこと」を意味します。
例文:
One of my pet peeves is people chewing loudly.
(私のムカつくことの一つは、大きな音を立てて食べる人。)
他の言い方:
It really bugs me when people talk during movies.
(映画中に話す人、本当にイライラする。)
③ 様々な人間模様
black sheep(家族や組織のやっかい者)
👉 家族や組織の中で異端視される人。
語句解説
- black(形容詞):「黒い」
- sheep(名詞):「羊」 ➡ 「群れの中で目立つ黒い羊」→「仲間外れ」という意味。
例文
- My cousin is the black sheep of the family. He never follows the rules. (私のいとこは家族の厄介者で、全然ルールを守らない。)
他の言い方
- outcast(のけ者)
- misfit(はみ出し者)
fuddy-duddy(時代遅れな人)
👉 昔ながらの考え方に固執する人を指す表現。
語句解説:
fuddy-duddy(名詞):「古臭い考えの人」
➡ 音の響きからしてユーモラスな表現で、特に年配の人が新しいことに否定的な場合によく使います。
例文:
My grandpa is such a fuddy-duddy; he doesn’t even use a smartphone.
(おじいちゃんは本当に時代遅れで、スマホすら使わない。)
他の言い方:
He’s old-fashioned.(彼は古風だ。)
long face(浮かない顔つき・暗い顔)
👉 悲しそうな顔や落ち込んだ表情を表すフレーズ。
語句解説:
long(形容詞):「長い」
face(名詞):「顔」
➡ 「長い顔」と言うと、日本語ではピンとこないかもしれませんが、「落ち込んで顔が長く見える」というイメージです。
例文:
Why the long face? Something wrong?
(なんでそんな浮かない顔してるの? 何かあったの?)
他の言い方:
You look down.(元気なさそうだね。)
fifth wheel(余計な人)
👉 「お邪魔な存在」や「場違いな人」を指す表現。
語句解説:
fifth(形容詞):「5番目の」
wheel(名詞):「車輪」
➡ 車は普通4つの車輪で動くため、5つ目の車輪は不要。そこから「不要な存在」という意味になりました。
例文:
I felt like a fifth wheel on their date.
(彼らのデートに一緒にいたけど、完全に邪魔者だったよ。)
他の言い方:
I felt out of place.(場違いな気がした。)
doormat(じっと耐える人)
👉 他人に踏みつけられても文句を言わない、自己主張しない人。
語句解説:
door(名詞):「ドア」
mat(名詞):「マット」
➡ 「玄関マットのように踏みつけられる人」という比喩表現で、「都合よく扱われる人」を意味します。
例文:
Stop being a doormat! Stand up for yourself!
(都合よく扱われるのはやめなよ! 自分の意見を言わなきゃ!)
他の言い方:
Don’t let people walk all over you.(他人に好き勝手されるな。)
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