普段の会話で「英語で言いたいけど、うまく表現できない!」ということはありませんか?今回は、そんな「言えそうで言えない英語フレーズ」を紹介し、それぞれの文法も解説します。
① 挨拶・会話
また今度ね Maybe next time.
👉 誘われたけど、今回は行けないときに使います。「また今度ね」と軽く断る表現で、断るときにやわらかい印象を与えます。
文法解説:
- Maybe(副詞):「たぶん」「もしかすると」
- next time(名詞句):「次の機会に」
➡ 「Maybe」は話し手の確信度が100%でないときに使います。「また次回あるかもしれないね」というニュアンスを含んでいます。
例文: A: Do you want to go to the movies with us?
B: I can’t today. Maybe next time!
(A: 一緒に映画に行かない? B: 今日は無理だな。また今度ね!)
他の言い方:
- Let’s do it another time.
- How about next time?
話がそれた get off topic.
👉 会話の流れから関係ない話をしてしまったときに。「ちょっと話がそれたね」と言いたいときに使えます。
文法解説:
- get off(動詞句):「〜から離れる」
- topic(名詞):「話題」
➡ 「get off」は「ある状態から外れる」という意味があり、「話題から外れる」→「話がそれる」という意味になります。
例文: We were talking about the new project, but now we’re totally getting off topic.
(新しいプロジェクトの話をしていたけど、今は完全に話がそれちゃったね。)
他の言い方:
- We got sidetracked.
- That’s not what we were talking about.
とりあえずそんな感じです That’s about it.
👉 説明を終えるときに「だいたいそんな感じ」と言う表現。「今のところはこれくらいかな」と伝えるときにも便利です。
文法解説:
- That’s = That is(主語+動詞):それは〜です
- about(副詞):おおよそ
- it(代名詞):ここでは「話の内容」を指す
➡ 「That’s about it.」は「おおよそそれくらい」という意味で、「特に付け加えることはないよ」というニュアンスになります。
例文: A: Can you explain the plan?
B: Sure! First, we meet at the station, then we take a bus. That’s about it!
(A: 計画を説明してくれる? B: もちろん! まず駅で集合して、それからバスに乗る。それくらいかな。)
他の言い方:
- That’s pretty much it.
- That covers it.
② お願い・依頼
お手数ですが… I’m sorry to bother you, but…
👉 何かお願いするときに、丁寧に言いたい場合に使います。「申し訳ないですが」と遠慮がちに頼むニュアンスを含みます。
文法解説:
- I’m sorry to …:「〜して申し訳ない」
- bother(動詞):迷惑をかける
➡ 「I’m sorry to bother you」は「あなたに迷惑をかけて申し訳ない」という意味で、依頼の前置きとして使われます。
例文: I’m sorry to bother you, but could you help me with this document?
(お手数ですが、この書類を手伝ってもらえますか?)
他の言い方:
- Excuse me, but…
- I hate to trouble you, but…
お言葉に甘えて… I’ll take you up on that.
👉 誰かの申し出をありがたく受けるときに。「本当にいいの? じゃあ、お言葉に甘えて」といったニュアンスです。
文法解説:
- take someone up on something:「(申し出を)受け入れる」
➡ 「take up」は「引き受ける」「応じる」という意味で、「take you up on that」は「あなたの申し出に応じる」という意味になります。
例文: A: If you need a ride, I can drive you home.
B: Really? I’ll take you up on that!
(A: もし送ってほしいなら、車で家まで送るよ。 B: 本当に? じゃあ、お言葉に甘えて!)
他の言い方:
- If you insist, I will.
急がなくて大丈夫です Take your time.
👉 「ゆっくりで大丈夫」と言うときに。相手にプレッシャーを与えず、余裕を持ってもらうための優しい表現です。
文法解説:
- Take your time(慣用表現):急がずに時間をかけて行う
➡ 「Take your time」は「焦らずやってください」という意味で、相手に時間の余裕を持たせるフレーズです。
例文: No rush, take your time.
(急がなくていいよ、ゆっくりで大丈夫。)
他の言い方:
- No rush.
- There’s no hurry.
③ 気持ち・感情を表す
いい感じ! Looking good!
👉 見た目や状況が良さそうなときに使います。相手の服装を褒めたり、進行中のプロジェクトが順調なときにも使えます。
文法解説:
- Looking(動詞の進行形):見える、状態を表す
- good(形容詞):良い
➡ Looking good! は “It is looking good.” の省略形で、「いい感じに見えている」という意味になります。
例文: A: How’s my new haircut? B: Looking good! (A: 新しい髪型どう?B: いい感じ!)
他の言い方:
- You look great!
- That’s looking nice!
何か違う気がする Something feels off.
👉 何か違和感があるときに使います。直感的に「何かおかしい」と感じたときに便利な表現です。
文法解説:
- Something(代名詞):何か
- feels(動詞):感じる(第三人称単数現在形)
- off(形容詞):違和感がある、不自然な
➡ 「Something feels off.」は「何かが違うように感じる」という意味になり、理由ははっきりしないが、何かおかしいと感じるときに使います。
例文: I don’t know why, but something feels off about this place. (理由はわからないけど、この場所、何か違和感がある。)
他の言い方:
- Something isn’t right.
- It doesn’t feel quite right.
本音を言うと… Deep down
👉 「本当の気持ちでは」「心の奥では」と言いたいときに使います。
文法解説:
- Deep(形容詞):深い
- down(副詞):下の方に
➡ Deep down は「心の奥深くでは」という意味になり、表向きの態度とは違う本音を伝えるときに使います。
例文: He seems happy, but deep down, he’s really struggling. (彼は幸せそうに見えるけど、本音ではすごく悩んでいる。)
他の言い方:
- In my heart
- If I’m being honest
気を取り直して Shake it off
👉 失敗や嫌なことを気にせず、前向きに切り替えるときに使います。
文法解説:
- Shake(動詞):振る、払いのける
- it(代名詞):嫌なこと、ネガティブな感情などを指す
- off(副詞):取り除く
➡ Shake it off は「嫌なことを振り払う」「気にしないで前向きにいく」という意味です。
例文: You lost the game, but shake it off and focus on the next one! (試合に負けたけど、気を取り直して次に集中しよう!)
他の言い方:
- Move on
- Let it go
④ 行動・意思決定
とりあえずやってみる Just give it a try
👉 「試しにやってみる」と言いたいときに使います。
文法解説:
- Just(副詞):とりあえず、気軽に
- give it a try(動詞句):試してみる
➡ Give it a try は「試しにやってみる」という意味のフレーズです。
例文: I don’t know if it’ll work, but just give it a try! (うまくいくかわからないけど、とりあえずやってみよう!)
他の言い方:
- Just go for it!
- Give it a shot.
気が利くね That’s thoughtful of you.
👉 相手の気遣いを褒めるときに使います。
文法解説:
- That’s = That is(主語+動詞):それは〜だ
- thoughtful(形容詞):思いやりがある
- of you(前置詞句):あなたにとって
➡ 「That’s thoughtful of you.」は「あなたは気が利くね」という意味になります。
例文: Bringing an umbrella for me? That’s thoughtful of you! (傘を持ってきてくれたの?気が利くね!)
他の言い方:
- That’s kind of you.
- You’re so considerate.
いい線いってるね You’re getting there.
👉 進捗があり、目標に近づいているときに使います。まだ完璧ではないけれど、順調に進んでいることを伝えるフレーズです。
文法解説:
- You’re(主語 + be動詞):あなたは~している
- getting(動詞の進行形):~になってきている、到達しつつある
- there(副詞):目的地や目標を指す
➡ You’re getting there! は「(まだ途中だけど)いい感じに進んでるよ!」という意味になります。
例文:
A: My English pronunciation is still not perfect…
B: Don’t worry! You’re getting there!
(A: まだ英語の発音が完璧じゃないんだ…
B: 大丈夫!いい線いってるよ!)
他の言い方:
- You’re on the right track!(いい方向に進んでるよ!)
- Keep going! You’re almost there!(その調子!もう少しだよ!)
どっちでもいいよ Either way is fine.
👉 どちらの選択肢でも問題ないことを伝えるフレーズです。相手に決めてもらいたいときにも使えます。
文法解説:
- Either(形容詞):どちらの~でも
- way(名詞):方法、選択肢
- is fine(be動詞 + 形容詞):問題ない、大丈夫
➡ Either way is fine. は「どっちの方法でもOKだよ」という意味になります。
例文:
A: Should we take a taxi or walk?
B: Either way is fine. What do you think?
(A: タクシーで行く?それとも歩く?
B: どっちでもいいよ。君はどう思う?)
他の言い方:
- I’m good with either.(どっちでも大丈夫。)
- Doesn’t matter to me.(どっちでも構わないよ。)
まだ決めてない I’m still thinking about it.
👉 何かを決めかねているときや、もう少し考えたいときに使います。
文法解説:
- I’m(主語 + be動詞):私は~している
- still(副詞):まだ、引き続き
- thinking(動詞の進行形):考えている
- about it(前置詞 + 代名詞):それについて
➡ I’m still thinking about it. は「まだ考え中だよ」という意味になります。
例文:
A: Have you decided on your next job?
B: Not yet. I’m still thinking about it.
(A: 次の仕事決めた?
B: まだ。考え中だよ。)
他の言い方:
- I haven’t decided yet.(まだ決めてないよ。)
- I’m still making up my mind.(まだ考えをまとめているところ。)
せっかくだから Since we’re here…
👉 「せっかくだし~しよう」と、今いる状況を活かして何かを提案するときに使います。
文法解説:
- Since(接続詞):~だから、~なので
- we’re here(主語 + be動詞 + 副詞):私たちはここにいる
➡ Since we’re here… は「せっかくここにいるんだから~しよう」というニュアンスになります。
例文:
A: Should we grab a coffee?
B: Yeah! Since we’re here, let’s check out that new café.
(A: コーヒーでも飲む?
B: うん!せっかくだし、新しいカフェに行ってみよう。)
他の言い方:
- Might as well.(せっかくだからやろう。)
- While we’re at it…(ついでに…)
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